「寝るのが怖い」
そんな風に思ったことありませんか?
「寝たら何をされるかわからない」
「寝たら死んでしまうかもしれない」
「明日が来るのが怖い」
そう思うのは実はそんなに珍しいことではなく、悩んでいる方は多いんです。
その反面、「寝るのが怖い」なんてありえない!
と思う方も多いんです。
そんな感情、理解できないならその方がいいんです。
今回は「寝るのが怖い」ということについて思考してみました。
目次
なぜ、寝るのが怖いのか
寝たら死んでしまうのではないかという恐怖
病気を繰り返していた場合、「寝たら最後、もう明日が来ないのではないか」と言う恐怖に怯えることがあります。
大切なひとを残して死ねない。
自分が死んだら、残された人はどうなるのだろう。
そんな不安から、夜寝るのが怖くなります。
自分の話になってしまうのですが、自殺未遂を繰り返していた頃がありました。
そこから抜け出した時に、「寝たら死んでしまうのではないか」と言う不安で寝るのが怖くなった時期がありました。
寝ている間に何かされてしまうのではないかという恐怖
性的虐待を受けていた人や、誰かの暴力に怯えた日々を過ごしていた人。
「寝ている間に何かされてしまうのではないか」と言う不安や恐怖で「寝るのが怖い」と言う状況になる人もいます。
「安心して眠れる場所がそこにない」
やっと眠れてもぐっすり眠ることはなくて疲れは残ったままだったり。
寝るのが怖くて常に寝不足だったりクマを作っていたり。
一度トラウマになってしまうと、そこから抜け出すのにとても長い年月がかかってしまいます。
明日がこないで欲しいという願望
いじめられている人や虐げられている環境で過ごしている人。
「明日がきたらまたいじめられる」
と言う悲しみで眠れなくなることがあります。
多くの人にとって「明日」は楽しみで希望に満ち溢れたものです。
しかし、「明日」に対してうつ状態になってしまう人も間違いなく存在します。
「寝るのが怖い」恐怖から抜け出すために
信頼できる人に話を聞いてもらう
これが一番いいです。
しかし、「信頼できる人なんていないからこんなことになるんだ」と言う人も多いでしょう。
各都道府県の相談窓口がきちんと機能していればいいのですが・・・
環境を変える
すぐに変えられるものではありません。
「気分転換に模様替えをした」なんてレベルでは解決しません。
お金をためて一人暮らしをする。
仕事を変えて周りの人間関係を一新する。
人生を変えるレベルでの環境の変化でなければなりません。
大人なら勇気を出せば環境を変えられます。
しかし学生では難しい。
虎視淡々と逃げ出す機会を窺うしかないかもしれません。
恐眠症
一番最初に「「寝るのが怖い」というのはほとんどの人が理解不能な感情だと思います。」と書きましたが、調べていたら案外「寝るのが怖い」と言う人は多いようです。
恐眠症と言う名前までついていました。
そのことについて調べてみたので、こちらの記事も合わせてお読み下さい!
最後に
「寝るのが怖い」と言う感情は誰にでも起こりうることです。
「私は大丈夫」
今はそうでもいつか起こるかもしれません。
突然の大地震や環境の変化により誰だって何が起こるかわからないんです。
でも大丈夫。
信頼する人がそばにいてくれれば、案外平気なものです。
身近にいる人たちを大切に。
こころのほっとライン
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それでもめげずに何度もトライして下さい。