皆さんは店頭でおかしな親子に遭遇したことありませんか?
親子揃っておかしな行動に出ていたり、親が子を怒鳴っていたり、子供が異常なほど駄々をこねていたり、子供が言うことを聞きすぎていたり。
それ、毒親疑惑なんです。
毒親は一見してそうだと見抜くことができません。
「子供のため」と言われてしまえばそれまでですし、毒親ほど妙に世渡りが上手だったり、世間体を異常に気にするあまり外面がよく、世間からは「いい親」と見られたりします。
「毒親」と言う言葉を知らなかったとしても、「おかしな親子」に遭遇することは結構あります。
今回はわたしが遭遇した「おかしな親子」についてお話します。
毒親疑惑:ケース1 某靴屋さんにて
季節の変わり目は新しい靴を履きたくなりますよね!
わたしはそんな気持ちで意気揚々と靴屋さんに行きました。
そこで目撃した親子です。
お子さんは中学生くらいの女の子です。
まだ成長途中で垢抜けていない、田舎の女の子。
親はザ・中年のお母様です。
女の子が小さい声で「この靴履いてみたい」と言いました。
わたしは心の中で(履くだけタダだから履けばいいじゃん)と思いました。
お母様は大きな声で言いました。
「あんたみたいなのにはそんなの似合わないんだよ!」
それを聞いてギョッとしましたよ。
女の子の小さな声と、お母様の大きな声のギャップ。
子供の小さな可能性を潰す言葉。
それでもなおお母様からべったり離れない女の子。
真っ黒な毒親だと思いました。
毒親は世間体を気にして外ではあまりひどいことを言わなかったりするものですが、普段からひどいことを言っているとボロが出ることもあるのかな。
女の子と目があってしまって、その目がとても綺麗だったのが印象的でした。
毒親疑惑:ケース2 スーパー銭湯にて
これは数年前のお話です。
当時わたしは毒親と生活をしていて、自由にお風呂が入れなかったので、早朝にこっそりシャワーだけ浴びるか、時々スーパー銭湯に行っていました。
そんなスーパー銭湯に行ったときの話。
母親は30前後くらいで若くて、お子さんは小学1年生くらいの男の子。
まだ小さいので女湯にいました。
それは全然構いません。
最初から見ていた訳ではないのですが、途中から見た話。
母親も男の子もお風呂上がりでした。
だけど男の子は一切濡れていません。
頭も洗った様子がなく、体も妙に乾いていました。
お母さんのほうは髪も濡れていて、タオルで髪を拭きながらスッキリした満足そうな表情をしています。
男の子はお母さんにべったりついて何かを訴えています。
男の子は必死に訴えているのに、お母さんは全て無視していました。
お母さんは笑みを浮かべながら自分の着替えをしたりクリームを塗ったりして、まとわりつく男の子を全て無視。
存在ごと無視するような態度に、居合わせた人たちは何があったんだと顔を見合わせました。
わたしを含め居合わせた人たちはみんなこの親子の様子を気にしていたのですが、この親子は周りの様子には一切目が入っていないようでした。
最後まで見ていた訳ではないのでこの後どうなったのか分かりませんが、男の子があまりに可哀想でした。
可哀想という言葉は好きな言葉ではないのであまり使わないのですが、これは本当に可哀想でした。
最後に
「毒親」「毒親家庭」は案外身近に存在すると思っています。
まともに見える家庭だって案外毒親家庭かもしれない。
隣の芝生は青いので、そうとは気づかないだけで、毒親家庭は結構あります。
「あの家には関わるな」
「あの子には関わるな」
わたしは幼い頃にそう言われたことがあります。
子供心にとてもショックを受けました。
だけど当の親たちは聞こえていないのか全く気にしていませんでした。
気にされなかったことにもショックを受けました。
おかしな親子は日常に案外おります。
「あの家は毒家庭だ」と気づいても、第三者が関わるには危険です。
大人になった今でこそ分かりますが、大人だって自分の身を守らなければなりません。
そっと見守るしかできないのがもどかしい。
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