自閉スペクトラム症について

自閉スペクトラム症は、発達障害のひとつです。

「こだわり」が強かったり、「コミュニケーション」が極端に取れなかったりします。
他の精神病や睡眠障害とも併発しやすく、疑いがあれば専門家に相談する必要が出てきます。

自閉スペクトラム症を直す薬はなく、緩和する薬があるだけです。

最初に言っておきますと、自閉スペクトラム症は先天的な能機能障害だと言われていますので、親が責任を感じる必要はありません。
ただ、家庭生活が重要なのは確かです。

 

自閉症スペクトラム症の子供を持つ親御さん、もしくは本人、関係者の方の心が少しでも楽になればと思い、調べたことを記事にしました。

今回参考にさせていただいた書籍

 

自閉スペクトラム症とは

自閉症の仲間には「自閉症」「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」など、いくつかの種類があります。
それらの自閉症をまとめて「自閉症スペクトラム」と呼びます。

自閉症スペクトラムは、先天的な能機能障害だと考えられています。
遺伝的な要因の関与が考えられますが、遺伝子にどのような異常があり、それが何によって起こっているのか、その詳細はわかっていません。

ひとつはっきり言えるのは、親が責任を感じる必要なないということです。
子供が生まれた後の生活が、その子の将来にとって重要なのは確かです。

自閉症スペクトラムは先天的な病気です。
親が責任を感じる必要はありません。

親には原因に対する責任はなくても、その後の経過に対する責任はあります。

病気ときちんと向き合い、適切な支援をしていく必要があります。

 

 

アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群とは、自閉症の特徴がありながら、知的能力や言語の発達には遅れの見られない状態のことです。

 

社会的コミュニケーション障害とは

自閉スペクトラム症のうち「対人関係」にのみ支障が出て、本人の「こだわり」はみられない状態です。

 

自閉スペクトラム症の症状

  • こだわりが強い。
  • コミュニケーションをとることが極端に苦手。

自閉症スペクトラムの症状としては「こだわり」「対人関係」が二大特徴です。
もう少し詳しく見ていきます。

 

幼少期
  • 発語の異常
  • 反応が鈍い
  • 独特の言葉遣い
  • 独特の関わり方
  • 保護者を見ない
  • 「バイバイ」が逆
  • 同じ遊びを繰り返す
  • 好きなことでは優秀
  • ルールを守りたがる
  • 手順を変えられない

幼少期には発語が異常だったり反応が鈍かったり、保護者を見なかったりします。

「こだわり」については子供によって全然違います。
「学校には必ず行く」「同じ場所に同じものが置かれていなければ気が済まない」など多種多様で、一概に「こういうこだわりがある」とは言えません。

また、成長と共に「こだわり」も変化していきます


子供によって特徴は異なります。全ての子供にこれらの特徴が必ず見られるわけでもありません。

 

思春期以降
  • 不自然な付き合い方になる(空気が読めない)
  • 好きなことは語りたがる
  • こだわりが変化する
  • 好き嫌いが極端に分かれる

社交辞令が分からなかったり、冗談が通じなかったり、表情で相手の気持ちを察するのができなかったりします。

それは「個性」や「性格」「特徴」などに一括りされるので、それだけでは自閉スペクトラム症だとは言えません。
しかしそれらが極端であれば、自閉スペクトラム症の疑いが出てきます。

 

その他の特徴
  • 感じ方が人と違う
  • 運動が苦手になりがち
  • 記憶力が強く、想像力が弱い

自閉スペクトラム症は「こだわり」「対人関係」が2大特徴ですが、そのほかにも特徴はあります。

感覚が偏り、特定の音や光、におい、肌触りなどに対する反応が、多くの人とことなります。極端に嫌がったり、逆に好いたりします。

例えば、エアコンの起動音を異常に気にしたり、インターフォンの音には気がつかないのにヤカンが沸く音にはすぐに気がついて動き出すなどです。

 

もう一度言いますが、全ての子供にこれらの特徴が必ず見られるわけでもありません。
運動が得意な子や、想像力のある子だっています。

 

自閉症スペクトラムから引き起こされる二次的な問題

自閉症スペクトラムから引き起こされる二次的な問題
  • 不登校
  • ひきこもり
  • 強迫性障害
  • 抗うつ症状
  • 適応障害

など

二次問題の方が重要だとされます。
二次問題は適切な支援により防ぐことが可能だからです。

自閉症スペクトラムに早く気づき、早く支援を始めれば、子供の生活もそれだけ早期から変わっていきます。
困難が減り、二次的な問題が起こりにくくなります。

 

支援によって生活は大きく変わります。
行動・性格・気持ち・考え方が支援によって変わっていきます。
しかし発達障害の特徴がなくなるわけではありません。

支援というのは、子供の発達スタイルを尊重し、その子が生活しやすくなるようにサポートをすることです。

サポートは理解するところから始まります。
その子の特性を理解した上で、基本的な支援を行い、さらに専門的な療育や、行政的な支援制度も必要に応じて活用します。

 

 

自閉スペクトラム症の向き合い方

  • 自立スキル
  • ソーシャルスキル

これらを身に付けることが社会に適応するためのポイントです。

子供が得意なことは任せて、苦手なことは人に頼れるようになるのが理想です。

 

長期的な見通しを持ちましょう。
「支援」→「結果」→「計画」→「支援」と繰り返しのサイクルを行いながら、子供にとって何がいいことなのかを探っていきます。

生活習慣・環境を調整し、暮らしやすくしましょう。
支援の基本は、日常生活のさまざまな調整です。話し方を変えたり、生活環境を見直したりして、子供がストレスを感じにくい暮らしを作っていきます。

  • 子供の話を聞く
  • 保護者が言動を一致させる
  • 具体的に一つずつ話す
  • 指示を視覚的に伝える
  • 提案して答えを聞く
  • 肯定的な言葉や表現を使う

 

自閉スペクトラム症との向き合い方
  1. 長期的な見通しを持つ
  2. 暮らしやすくする
    (生活習慣・環境の調整)
  3. 役に立つものはなんでも取り入れる
  4. 支援制度を利用する

自立スキル・ソーシャルスキル
この二つを身に付けることが社会に適応するためのポイント

 

最後に

「発達障害の人の生きにくさを甘く見ないで欲しい」
ある書籍にそう書いてありました。
本当にその通りだと思います。

大人である保護者が子供の発達障害を受け入れることができずにいることもあります。
「うちのこに限って・・・」など。
母親は受け入れても父親が受け入れなかったりと、家族間の問題も大きいです。

一つ声を大にして言いたいことは、「子供に非はありません
親以上に、子供が感じている生きにくさは計り知れないものがあります。

 

全ての人に生きやすい社会を・・・というのは綺麗事です。
しかし少しでも生きやすい社会を・・・なら実現可能なのではないかと思っています。

 

今回参考にさせていただいた書籍

全国の発達障害支援センター

全国の発達障害支援センター HP

不安がある時には相談してみてください。
どんな小さなことでも、口に出すことが大切です。

 

発達障害の相談先
(お子様の場合)

  • 保健福祉センター
  • かかりつけの小児科医
  • 療育センターや児童相談所

 

こころのほっとライン
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ほっとライン専用ダイヤル03-5928-5027

時間は決まっていますが「話を聞いてくれる人」がそこにいてくれます。
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 それでもめげずに何度もトライして下さい。

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