元介護福祉士から見た施設の選び方|高齢者施設を探している人向け|後悔しないために!

元介護福祉士から見た施設の選び方|高齢者施設を探している人向け|後悔しないために!

 

「介護」を人ごとだと思っていると、突然身に降りかかってくることもあります。

役所に相談に行き、地域包括センターに相談に行き、ケアマネージャーに相談し、施設を検討する……

そんな流れが一般的かと思います。

「介護」なんて突然身に降りかかってきても、どうしたらいいかなんてわからない人がほとんどです。

最初はわからなくていい。わからないのが当然です。

 

元介護福祉士である筆者から見た高齢者施設の選び方を紹介します。

参考にしてください。

 

 

高齢者施設の選び方

まず大前提として、「お金」や「場所」のことは考慮しないこととします。

あくまで「施設内部」について、おばあちゃんやおじいちゃんに合う場所なのか……ということを基準にしてお伝えします。

 

1、営業の言うことを真に受けるな

営業は都合の良いことを言うもの

  • スタッフはみんな優しい
  • ご飯はおいしい
  • お金はこれ以上かからない

そんなうまい話を真に受けて入居したおばあちゃんがいました。
その話を聞いた時に筆者は「ありえない」と思いましたが、甘い話を信じる人もいるんだと驚いた記憶もあります。

うまい話を真に受けず、もう少し現実を見ましょう。

 

いいケアマネージャーに出会えるかは運

いいケアマネージャーは顔が広く、いろいろな施設や評判を知っています。
そんないいケアマネージャーに出会えたのならラッキー!

おじいちゃんやおばあちゃんを間違いない施設に案内してくれます。

逆にあまり良くないケアマネージャーはやる気がなく、自分が楽することを考えています。
そう言う人も外面はよかったりするので、見抜くまでにはしばらく時間がかかります。

 

2、ホームページに掲載されている食事はほとんど嘘

介護施設のホームページは数年更新がないこともほとんどです。

働き手も驚くほどホームページに掲載されている食事と実際の食事が違うこともあります。

使われている食器、盛り付け、食材などまるで違うこともあります。

数年で食器が変わったり、安くて栄養がありかつ調理しやすい食材が手に入ればそちらに移行することがあってもおかしくありません。

 

食にもこだわるのであれば、実際に見学などに行けるのであれば、お昼時や夕方に行き、実際の食事を見せてもらうのもいいかもしれません。

 

3、噂や評判は当てにならない

「過去に問題があった施設」というのは結構存在します。
そういう施設は避けたくなるものです。

ただ、「介護施設の職員は入れ替わりが激しい」ものですし、問題が起こった時に働いていた職員が今もいるということはほとんどありません。

問題を起こした介護士は処分されるものですし、残された介護士は責任感があったり施設にいる高齢者を守ろうと奮起している人も多いです。

だから、過去の噂は評判はあてにはなりません。

現在はどんな雰囲気なのか、噂や評判に流されることなく、自分の目で見極めてください。

 

例外として、経営者に問題がある場合は避けた方がいいです。

 

4、施設に入る高齢者が自分で決めるのが一番いい

お金や場所を考慮しない場合、本当は入居する本人が決めるのが一番いいんです。
人生の集大成ですし、ついの住処になるかもしれません。

ただ認知症になってしまったり、様々な理由で本人が決められないことも多いです。

 

お金を優先するのか。場所を優先するのか。
接遇を優先するのか。レクリエーションを優先するのか。
食事を優先するのか。入居者同士の仲の良さを優先するのか。

 

おじいちゃんおばあちゃんがしっかりしているうちに、きちんと話し合っておくことが大切です。

 

5、現場の介護士の休日数をチェックしろ

施設によって現場の介護士の待遇が全然違います。

ボーナスがきちんと出るところもあれば、処遇改善手当をボーナスだと称して出すところもあったり、夜勤手当がないところもあれば1万円以上のところもあったり、お正月に働いても手当てのないところもあります。

中でも「休日数」をチェックしてほしいです。

きちんと休みが取れている介護士はストレスも少ないですし、体力もあります。

ストレスフルでいつ爆発してもおかしくない介護士がいる場所よりも、ストレスフリーの介護士にお世話してもらう方が安心です。

 

営業に現場の介護士の休日数を聞いたところで嘘を言われることもありますし、知らないこともあります。
求人票やホームページで現場の介護士の休日数を確認してみてください。

120日以上あれば優良、100日以下であれば避けた方がいいかもしれません。

 

6、最後は「費用」かもしれない

最初に、『「お金」や「場所」のことは考慮しないこととします。』と書きましたが、結局はお金かもしれません。

 

衣類は3着程度を着回していても汚れなどですぐに足りなくなったりボロボロになったりして買い替えも必要ですし、歯ブラシやティッシュペーパーなどの日用品にも細々と費用がかかります。

現場にいる介護士は正直お金のことは分かりません。

お世話している高齢者が毎月どれだけ払っているのか、どういう契約を結んでいるのかは全く知りません。

 

どんな分野でも「お金の問題」はシビアです。
お金があるかないかで、最後は決まるかもしれません。